vol.105

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この「吐く」、大丈夫?


食べすぎで、空腹で、病気で・・・と、犬は何かとよく吐く動物です。
吐く原因や、危険度の見極め方を知って、慌てず適切に対処するようにしましょう。

● 吐くをよく見極めよう

食べたものを口から戻すことを「吐く」といいますが、犬が吐く背景にはいろんな原因が潜んでいます。
愛犬が吐いた場合は、どんな状況で吐いたのか、吐いた後の様子はどうか、どんな物を吐いたのかなど、よく観察して下さい。そうすれば、動物病院で受診する際にも、診断がつきやすくなります。

●様子見していても大丈夫なケース

愛犬が吐くと、飼い主さんはいつもオロオロしがちですが、犬は比較的よく吐く動物なので、吐いたからといって、必ずしも病気というわけではありません。例えば次のようなケースで吐いた後も元気で食欲もあれば、様子を見ていてもかまわないでしょう。

ガツガツ食べて吐く

食欲旺盛な犬がガツガツ食べて、食後すぐに吐くことがあります。
犬は吐いた後も元気で、さらに吐き戻したものを食べてしまうこともあります。これは慌てて食べた物が未消化のまま吐きだされただけなので、とくに心配はいりません。

白い泡や黄色の体液を吐く

朝の起床時や食前などに、白い泡状の液体や黄色い液体を吐くことがあります。
白い液体は胃液、黄色い液体は胆汁で、胃が空っぽで逆流してきたものです。空腹が原因の場合が多いので、食事を小分けにして与え、食事間隔が開きすぎないようにするといいでしょう。

草を食べて吐く

犬が散歩途中に、草を食べて吐くこともよくあります。
吐き気をもよおしたり、胃酸過多で胸やけを起こしたときなどに、草を食べて、その刺激で胃の中に滞る食べ物や余分な胃酸を吐きだそうとしているのです。体に悪いものを排除しようとする生理現象ともいえるもので、繰り返さなければ問題はありません。




● 危険なケースは、すぐに動物病院へ

吐く原因で最も多いのは食べ過ぎによる急性胃炎ですが、嘔吐にはいろんな病気が関連しており、時には消化.器以外の病気の可能性もあります。
一週性のもので、繰り返さなければ心配はいりませんが、少しでも気になるサインが見られたら、すぐに動物病院へ行きましょう。

一週性の吐く

一度吐いただけで他に下痢などの症状なく元気な場合は、半日〜1日絶飲食して、その後、何もなければ大丈夫でしょう。
嘔吐への対応は、絶食と絶水で様子を見ることが基本です。

繰り返し吐く

消化器系の病気、異物の誤飲、毒物による中毒、ウイルス性感染症などの疑いが。

腹痛を伴う

苦しそうに背中を丸めてうずくまっているときは、腹痛の可能性。

嘔吐物に血が混じっている

少量の血が混じっていたり、重い潰瘍や腫瘍では、出血で嘔吐物がコーヒー色になっていることも。

嘔吐物に異物が混じっている

おもちゃの破片や植物など、食事以外の異物が混入している場合は要注意。

嘔吐物が便のにおいがする

嘔吐物に便臭がする場合は腸閉塞を起こしている疑いが。

下痢、発熱、痙攣など、他の症状を伴う

下痢、発熱、ショック症状など、嘔吐以外にも激しい症状を伴う場合は、極めて緊急性大。

※ドクターズアドバイス・PEPPYより引用