vol.36

犬や猫の健康管理(春・夏編)




狂犬病の予防注射を忘れずに

 狂犬病の予防注射は、毎年1回、集合注射会場か動物病院で必ず受けて下さい。狂犬病という名前からは犬だけにうつる病気と思われがちですが、犬だけでなく猫やアライグマ、スカンク、コウモリ等全ての哺乳類に感染する可能性があり、人間も狂犬病ウイルスを保有する動物に噛まれたり、引っかかれたりすると感染する可能性のある人と動物の共通感染症で、いったん発病してしまうと現在の医学では治療方法がなく、致死率が100%の病気です。
 1957年以降、日本国内では狂犬病の発生はありませんが、世界でも狂犬病が根絶されているのはオーストラリア・イギリス・台湾・ハワイ等一部の国や地域に限られており、アジア・アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ等多くの地域や国では現在でも狂犬病が発生しています。これらの地域では犬や家畜だけでなく多くの野生動物にも狂犬病の感染がみられ、世界保健機構(WHO)によると感染動物に噛まれた人のうち、およそ年間3万〜5万人もの人が命を落としていると報告しています。
  万一日本国内で狂犬病が再上陸した場合、犬が人に狂犬病をうつす感染源となる可能性が一番高いと考えられます。その為、できるだけ多くの犬が狂犬病の予防接種を受けておくことで、狂犬病が日本に侵入した時にも、人間への影響を未然に防ぐ手だてとなりますし、愛犬だけでなく私たちの暮らしを守る事にもなります。
 皆さんも愛犬への狂犬病の予防接種は必ず受けさせて下さい。

登録を済ませておきましょう
 生後90日を過ぎた犬は、各自治体への登録の申請をする義務があります。現在は終身登録制の為、初回の登録を済ませておけば、翌年以降、改めて更新する必要はありません。ただし、飼い主の所在地変更や犬の死亡時には届け出が必要です。
 今年新しく子犬を迎えた方、まだ登録を済ませていない飼い主さんは、愛犬の登録を忘れずに済ませておきましょう。

暑くなってくると食欲も少し落ちてきます
 フードの保管、食べ残しには注意しましょう。これからの時期は湿気も多くなり、徐々に暑さも増していきます。缶詰なら、一度開封したものはその都度使い切る、また、ドライフードも湿気の多い場所や、高温になる所に置いたままにしない様に気をつけて、口に入れる食べ物の保管・管理には十分気をつけて下さい。
 暑くなってくると 、犬や猫の食欲もやや落ちてきますので、食べ残しはこまめに掃除して食器も清潔に保ちましょう。そして、水専用にもう一つ食器を用意し、新鮮な水はいつでも飲める様にしておきましょう。

飼育環境も清潔&快適に
 梅雨のジメジメした時期は、天気の良い日を選んで犬小屋やその周辺の清掃、犬小屋内にしいてあるマット等の洗濯や虫干しをしましょう。また、普段使っている食器もこまめに洗い、首輪、リード等も清潔にしておいてあげましょう。
 犬や猫と暮らしていくには、抜け毛やにおい、排泄物の後始末を避ける事はできません。清潔で快適な環境作りを工夫してあげて下さい。