たとえば、犬と出かけた先でおいしそうなアイスクリーム屋さんを見つけたときなど、
店内で食べているほんの少しだけならと、犬を店先につないで待たせておきたい気持ちはわかります。
しかし、安全上の観点からいって、どんなに短い時間でも犬をひとりだけにしておくことはおすすめできません。
なぜなら、飼い主が見ていない間に何かのはずみで人を噛んだり、逆に他の犬に噛まれたり、リードが切れて迷子になったり、誰かにさらわれたりといったトラブルが起こる可能性が十分にあるからです。飼い主の姿が見えず、ひとりぼっちでは犬も不安になるはず。店先につなぐ場合には、一人がついて交代にするなど、基本的には必ず誰かがそばにいるようにしましょう。
といっても、外出時にはどうしても犬をひとりで待たせなければならない状況になることも考えられます。そんなときのために、ふだんから自宅で次の要領でしつけておくと安心です。
まず、リードを室内のある場所につないだら「マテ」をかけ、犬に背をむけます。ここで吠えなかったら「えらいね」と言ってまずはほめます。必要ならおやつなどのごほうびも使いましょう。これができたら、次に背を向けたまま歩いて少しずつ離れていきます。そして戻ってくるまでに吠えなかったら存分にほめます。こうして犬との距離を伸ばしながら、部屋の戸をいったん閉めて出ても戻ってくるまで
吠えなかったらOK。今度は屋外の公園などへ場所を移し、木陰に隠れるなどしてアレンジしながら行いましょう。練習の回数を重ねるうち、おとなしく待っていれば
飼い主は必ず自分のところに戻ってくるのだということを学習します。
こうして待てるようになっても、あくまで犬と離れるのは最終手段として考え、必要に迫られた場合には、目の届く場所で待たせましょう。
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