vol.47

犬と楽しく暮らすためのQ&A


〜おでかけの悩み編vol.2〜

つないでおけない

おでかけ先でお店に入ろうと思い、
ほんの数分のつもりで
外につないでいたかったのですが、
けたたましく吠えて動き回ったので断念しました。

慣れさせられますか?

犬から離れるのは
最終手段に

たとえば、犬と出かけた先でおいしそうなアイスクリーム屋さんを見つけたときなど、
店内で食べているほんの少しだけならと、犬を店先につないで待たせておきたい気持ちはわかります。
しかし、安全上の観点からいって、どんなに短い時間でも犬をひとりだけにしておくことはおすすめできません。

なぜなら、飼い主が見ていない間に何かのはずみで人を噛んだり、逆に他の犬に噛まれたり、リードが切れて迷子になったり、誰かにさらわれたりといったトラブルが起こる可能性が十分にあるからです。飼い主の姿が見えず、ひとりぼっちでは犬も不安になるはず。店先につなぐ場合には、一人がついて交代にするなど、基本的には必ず誰かがそばにいるようにしましょう。
といっても、外出時にはどうしても犬をひとりで待たせなければならない状況になることも考えられます。そんなときのために、ふだんから自宅で次の要領でしつけておくと安心です。
まず、リードを室内のある場所につないだら「マテ」をかけ、犬に背をむけます。ここで吠えなかったら「えらいね」と言ってまずはほめます。必要ならおやつなどのごほうびも使いましょう。これができたら、次に背を向けたまま歩いて少しずつ離れていきます。そして戻ってくるまでに吠えなかったら存分にほめます。こうして犬との距離を伸ばしながら、部屋の戸をいったん閉めて出ても戻ってくるまで 吠えなかったらOK。今度は屋外の公園などへ場所を移し、木陰に隠れるなどしてアレンジしながら行いましょう。練習の回数を重ねるうち、おとなしく待っていれば 飼い主は必ず自分のところに戻ってくるのだということを学習します。

こうして待てるようになっても、あくまで犬と離れるのは最終手段として考え、必要に迫られた場合には、目の届く場所で待たせましょう。


 
トイレの失敗が
心配

家では決まった場所でトイレができるのですが、
お出かけ先では失敗することがあります。

準備や対処法はありますか?

犬から離れるのは
最終手段に

環境が変わると失敗は多いもの。
当日は現地に時間の余裕をもって到着し、場所に慣らせることから始めましょう。
犬のトイレに関するルールは施設によって異なります。たとえばキャンプ場ならテントサイト内やバンガロー内での排泄は禁止されていたり、ホテルなら部屋以外のパブリックスペースでは厳禁など。チェックイン時にルールを確認したあと、外で用を足す習慣の犬ならいっしょに周囲を散歩して、犬が排泄できる場所を見つけておきましょう。室内で排泄できる犬の場合は、宿の部屋の一角に持参したトイレを設置します。建物や施設に入る場合はそれまでにトイレを済ませておくのが理想的ですが、なかなかそうもいかないうえ、慣れない場所での緊張から、犬はいつどこで用を足してしまうかわかりません。そこで、トイレシーツ、消臭スプレー、ぞうきんなどのトイレグッズをひとまとめにして常に持ち歩き、どこで排泄してもすぐに対処できるようにしておきましょう。
犬はストレスや緊張を感じると、いつもより水分を多く摂りがちです。だからといって欲しがるままに水を与えていれば、頻尿になることは避けられません。同様にストレスから下痢になることもあるので、水とフードはなるべく控えめにして与えるようにします。さらに、いつもより犬の動きに気を配り、少しでもそぶりがあればトイレへ連れて行くように心がけます。

またオスの場合、施設内で他犬と出会ったことがきっかけでマーキングをすることがあります。特に建物内や宿のパブリックスペースでしてしまうと、施設側にも他の宿泊客にも大変な迷惑になります。しかし、こうした本能的な行為は飼い主とはいえどもコントロールするのが難しいもの。心配場合はマナーベルトを着用して未然に防ぎましょう。メスでもおもらしが心配な場合は、マナーパンツなどの生理用品を着用して代用します。

それでも失敗した場合には、必ず宿の人に連絡するのが飼い主の責任。少々恥ずかしくても、すぐに伝えれば何らかの形で対処できるのです。黙っていることは、施設に対して迷惑をかけることになります。