vol.63

引っ張りグセ



前へ引っ張る

3歳の柴犬です。散歩のときリードをぐいぐいと引っ張り、どんどん先へ行こうとします。そのため振り回され、こちらも引っ張り返すの繰り返し。どうすれば止めさせられるでしょうか?

飼い主が歩き方を意識すると
引っ張りは徐々になくなります。

元気盛んなワンちゃんとはいえ、毎日の散歩がこうでは体が持ちませんね。
しかし、引っ張られたかたといって、引っ張り返していては、いつまでも引っ張り返していては、 いつまでも引っ張りグセは直りません。
そればかりか犬の首にも負担をかけることになります。
意外と思われるかもしれませんが、飼い主自身が歩き方を意識することで、引っ張りは除々になくなります。
まずはリードをしっかり固定して持つことが肝心です。
リードの先端の輪を親指にひっかけて握り締め、もう片方の手もすぐ片手の手もすぐ下で握り、 おへその前で固定します。ゴルフのグリップを握る容量でげんこつを2つ重ねた形です。
この方法でリードを固定して脇を締め、胸を張って歩き出します。そうして犬が少しでも引っ張ったら すぐその場で立ち止まります。すると犬も立ち止まります。少し戻ってくるような感じでリードをゆるめたら、 また歩き出すようにしましょう。これを繰り返しているうちに、引っ張ると歩いてもらえなくなることを学び、 飼い主と歩調を合わせるようになっていきます。

これが基本的な歩き方ですが、さらにサポートしてくれる首輪&リードを活用すると効果的です。
引っ張るタイプにおすすめはイージーウォークハーネスです。
胸部を横切る1本のストラップによって、 どんどん前へ進もうとする力をやさせいく抑えます。


 
大型犬の場合

もうすぐ2歳になるゴールデンレトリバーを飼っています。お散歩が大好きなのですが 若くて力も強く、犬が前へ行こうとするのをうまくコントロールできません。
このままでは家族全員が腰痛寸前です。
なるべく犬にやさしい方法で引っ張りを軽減する方法はないでしょうか?

大型犬なら
長めのリードを使う方法も

引っ張りが特に強い犬や大型犬の場合、 引っ張ったら止まるということも困難な場合があります。

そんなときには、マズル(口のまわり)に装着し、頭部をコントロールするジェントルリーダーがおすすめです。
後頭部を抑えられると本能的に体を引こうとする習性を利用しています
。 馬の手綱の要領で、飼い主がリードしやすくなります。
決して口輪のように締め付けているわけではないので、犬への負担もありません。
また、一般のリードを使って、Q1でおすすめしているイージーウォークハーネスと同様に 前へ行こうとする力を抑制する方法もあります。 長め(180〜200cm)のリードを用意し、首輪から40〜50cmのところを片手で持ち、もう片方の手で端を持って 犬の胸部にかかるようにして前に回します。
こうするとちょうど馬の手綱の感覚と同じになります。慣れたら2ヶ所とも片手で持って 散歩してもいいでしょう。


 
後ろへ引っ張る

うちのシェルティはリードを後ろに引っ張って、 首輪がスッポリ抜けてしまうことがあります。 だからといって首輪をきつくするのもかわいそうだし、 何かいい方法はないでしょうか?

無理やり引っ張らないで
声かけやフードで工夫をこらして

気になるものがあったり、自分の行きたい方向が違う場合があるのでしょう。
後ずさりする前には必ず犬の歩調がゆっくりになって、歩くのは遅れてくるはずです。
そこでもし、一緒に歩く飼い主が後ろを振り向いたら、
犬は立ち止まってしまうでしょう。
そうならないように、犬が遅れだしたらやや速めの歩調で歩くようにしてください。
それでも立ち止まってしまったら、いったん戻って犬と同じ位置に立ち仕切り直しを。
「一緒に走ろうよ!よーいドン!」などと声をかけて楽しく走らせるように気を向けます。
この場合でも決してリードを無理矢理引っ張らないようにしましょう。
またフードやおやつを手に持って、犬の鼻先に持っていき、
そのままの状態で歩き続けるのも手です。
フードに誘われて歩くようになります。
シェルティなどの頭の小さい犬や首が太いパグなどの犬種は、後ろへ引っ張ると
首輪がスポっと抜けてしまうことがあります。
そういう心配は、ハーフチョークタイプのプレミアムカラーをするで解決できます。
ふだんはゆったりしていますが、リードを引っ張ると首に密着するので抜けません。
あらかじめ首を絞めすぎないように調節しておくので、犬のストレスをかけず、
しつけ全般にもおすすめです。